雨の子守唄

小さい小さい水の粒が

大いなる大地に降りしきる

やさしく白き手をのべて

子守唄をうたいながら


真っ青だった青空は

たちまち白く塗りかられ

まわりの景色も空の色に染まっていく

外の様子をみていたカエル達は

コーラスをはじめ

ミミズは暗い土の中から

甘く流れる旋律に酔っている


雨は魔物がとりついている

妖しげな歌で

人の心を揺さぶる

雨上がりの太陽が

眩しく見えるのは

太陽が魔力を粉々にするから




| ホーム | 娘たちのページ | だんなのページ | 仕事のページへ|

このサイトの運営はCHIKOです。
(C) 2003 CHIKO