ポジティブな人
 
 今日ラジオで聞いた、目からうろこの話を聞いたので、書き留めます。
それはあるカウンセラー(Aさん)と相談者(Bさん)の話です。
Aさんが、タクシーに乗り込むと,その運転手が後ろを振り返り、「もしか
してAさん?」と聞いてきたそうです。で、聞かれた方も記憶をたどると、
以前相談をうけたBさんと判りました。

 そしてAさんが「今は幸せ?」と聞くと「はい」と答えたそうです。
Bさんの昔の相談は、旦那さんがアル中ということでした。
そう聞くだけで、何となくその悲惨さが想像できますよね。
その頃のBさんは「お酒ですべてのお金を使い果たして、明日の米もお酒も
買うお金がない。」といつか言ってやろうと溜めてたそうです。

 ところがやっぱりご主人が好きで,「毎日浴びるようにお酒飲んで、幸せそうね。」とか、子供にも「毎日パパが家に居て幸せね。」と
本心で言っているので、子供もお父さんが好きで、よく聞くアル中の家の悲惨な環境ではなかったとか。

 さらにBさんは、先生だったが、職場で「可哀想な人」と言われるのが嫌
で今のタクシーの運転手になったそうです。
それでも、運転が好きだから全然苦じゃないとか。
そんな背景があって、「ご主人は?」と聞くと、「今施設に入っていま
す。」と答えるのですが、本当に幸せそうだったと言ってました。

 そしてAさんは、同じ悩みの人にBさんの話をして、「一度旦那さんを
叱るのをやめて『お酒おいしそうね。私も飲んでみようかな。』とか言っ
て同じように飲んでみるとか、『ゆっくり家にいていいのよ。』とか言っ
てみると,大概の男の人は居心地悪くなって、変わるのよ。」と言うそう
です。

 私もよく人にぐちると、「あの人は変わらないから、あなたが変わらな
くっちゃいけないのよ。」と言われ,私が変わるということは、相手の我
がままを認めるようだし、やさしく受け止めれば、つけあがるような気が
して、くやしくて絶対嫌だったけど、もしかしたら、少しは私にも許容範
囲を広げる努力が必要なのかもしれません。

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